Excel VBAのRange.FormulaLocalに類似したCell.FormulaLocalの実装
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可能な使用シナリオ
Microsoft Excelの数式は、ロケールや地域、言語によって異なる名前を持つ場合があります。例として、SUM 関数はドイツ語では SUMME と呼ばれます。Aspose.Cellsは非英語の関数名には対応していません。Microsoft Excel VBAには Range.FormulaLocal プロパティがあり、その言語や地域に応じた関数名を返します。Aspose.Cellsもこれに対応しており、Cell.FormulaLocal プロパティを提供しています。ただし、このプロパティは GlobalizationSettings.getLocalFunctionName(String standardName) メソッドを実装したときだけ機能します。
Excel VBAのRange.FormulaLocalと同様にCell.FormulaLocalを実装する
以下のサンプルコードは、GlobalizationSettings.getLocalFunctionName(String standardName) メソッドの実装方法を説明しています。このメソッドは、標準関数のローカル名を返します。標準関数名が SUM の場合、UserFormulaLocal_SUM を返します。必要に応じてコードを変更し、正しいローカル関数名を返してください。例として、SUM はドイツ語で SUMME、TEXT はロシア語で ТЕКСТ です。下記のサンプルコードのコンソール出力も参考にしてください。
サンプルコード
コンソール出力
Formula Local: =UserFormulaLocal_SUM(A1:A2)
Formula Local: =UserFormulaLocal_AVERAGE(B1:B2,B5)